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全国大会に行ってきました!

更新日:4月5日

こんにちは!

大分県精神保健福祉士協会の研修担当の佐藤です。

今回は昨年11月3・4日に行われた「第58回公益社団法人日本精神保健福祉士協会全国大会」「第22回日本精神保健福祉士学会学術集会」に参加してきたのでご報告いたします。


昨年は愛媛県大会ということでミカンが印象的な回でした。

大会テーマは「ミッション!社会的復権の実現~ソーシャルワーク実践の深化・進化・真価」で精神保健福祉士としての存在意義、役割を見つめ直し社会的復権の実現に向けて考えさせられました。


第9回日本精神保健福祉士協会全国大会でY氏からの告発を契機(Y問題)に、精神保健福祉士は精神障害者の権利について考え、1982年の札幌宣言にて「社会的復権」という言葉が言われるようになりました。

私は2013年に大学を卒業し、精神科病院で精神保健福祉士として勤務を始めました。Y問題当時の状況からどのように変化していったかは実感として分かりませんが、実際に現場に出てみると精神障害者の権利について考えさせられる場面がまだまだ沢山ありました。

退院したくても地域の受け皿がなく長期入院している、閉鎖病棟で自由な生活ができない、自分で自分のことを決める機会がない、家族や周囲から入院を迫られ仕方なく入院するなど働く中で疑問に思うことがありました。


シンポジウムテーマに“あたりまえの社会を目指して”とありましたが、まさにそうだと思います。何か特別なことをしようとしているわけではなく、人として当たり前の権利を行使できるようにしようとしている。特別なことではないのに非常に難しい課題であることを再認識させられました。一方でこの社会的復権を課題としてきちんと認識し、課題解決に向かって専門性を発揮することが本大会での大事なメッセージだと思います。


田村会長のメッセージの中で語られた「自由」という言葉の意味を整理する必要もあると思います。“自分で取捨選択できる自由”、“好きなことをする自由”、“失敗する自由”いろいろあり、クライエントによってその自由の意味も異なってきます。そこに精神保健福祉士(ソーシャルワーカー)は寄り添って、一緒にその人の自由を模索していくことが私たちの専門性だと改めて感じました。


そして寄り添うためには、まずはクライエントの声に耳を傾ける必要があると思います。

支援の始まりは“聴くこと”であり、クライエントの声なしでは成り立たないです。この気持ちを忘れずに精神保健福祉士としてこれからも働いて行きたいと思います。

















初日に行われる懇親会にも参加してきました。

大分県からも何名か参加をされており心強かったです。

沢山の精神保健福祉士と交流ができ、楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

また大学同期(愛媛県で活躍しており、大会関係者として動いていました)とも再会を果たし、頑張っている姿に刺激を受けました。

思い残しと言えば蛇口から出るミカンジュースを飲めなかったことです。人気過ぎて行列が途絶えることがありませんでした。


2日間を経てあらためて全国大会は他県で実践をされている精神保健福祉士と交流が出来る貴重な場所だと思いました。他者の実践を聞くこと、そして知ることで自分の経験値にしていくことが大事です。また“自分も頑張ろう”と思わせてくれるのがこの全国大会という機会だと思います。


精神保健福祉士の実践の場が広がっていること、クライエントの相談内容が多様化していることを理解し、精神保健福祉士として学び続ける姿勢を忘れないようにしないといけないと感じます。大分県精神保健福祉士協会研修担当としても県下の精神保健福祉士が学び続けられるように企画運営にさらに力を入れていきたいと思います。

一方で研修を盛り上げる要因の1つに参加人数があります。沢山の参加者がいることで会話が広がったり、学びが実ったりします。ぜひ多くの参加となることを期待しております。


今年は兵庫県大会(2024年9月27・28日)です!

すでにワクワクしております!(^^)!

大分県の皆さんとも会場でお会いできることを楽しみにしています。

それでは失礼しますm(_ _)m


記事:大分県精神保健福祉士協会

   理事・研修担当 佐藤亮介










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